コラムcolumn

第1弾、追手門学院大学経営学部 学部長 水野浩児様 によるコラム

追手門学院大学経営学部 学部長 水野浩児

昭和43(1968)年生まれ
追手門学院大学 経営学部教授・学部長
これまで奈良・三碓陸上クラブで小学生の指導にあたるなど
陸上競技に熱い情熱を注ぐ
ラジオ大阪「水野浩児の月曜情報スタジオ」出演
2017年7月~毎週月曜日放送

第1弾、追手門学院大学経営学部 学部長 水野浩児様によるコラム

7月下旬、大学のグラウンドでサッカー部の練習が再開しました。4月からオンラインでの講義が中心となり、大学で学生に会うことがほとんどなく、約5か月ぶりに再会することができました。学生のいない、静けさの漂う大学は違和感だらけ。綺麗なキャンパス、静穏な環境で執務に没頭できる日々よりも、学生の元気な姿が所狭しと見かけることができる日常の尊さに、言葉で表すことができない感情がこみあげ、心が豊かになっていく感覚に浸りました。豊かさは、「モノ」ではなく「気持ち」で満たされるものだと再認識しました。

私の前向きな姿勢とは対照的に、大学生は前途多難です。世界経済のV字回復は困難な状態で、4月から6月のアメリカGDPは32.9%の減少と、衝撃的な数字が出ています。大学教員の立場で気になることは学生たちの就職活動ですが、厳しい時代になることが予想されます。

今年の4年生は、多くが3年生の早い時期からインターンシップという名目で就職活動がスタートしていました。コロナの影響で突然環境が悪化したと思われていますが、実は2019年夏頃から米中貿易摩擦の問題などに起因して、景気に陰りが見えていたような印象があります。そのような中、新型コロナウイルス感染拡大防止にともない、就職活動に制限がかかり、就職活動(インターンシップ)に注力していた学生はオンライン面談などで早々に内定が出る一方、3月頃から本格的に頑張ろうと考えていた学生は、入口すら閉ざされた状況に陥ってしまいました。その後7月に入り採用活動は再開し始めたものの、内定獲得状況は二極化している印象を受けます。現在の3年生は過去の情報が参考にできない状況で、大きな不安を抱えながら、企業の採用活動(インターンシップ)に参加し始めています。

2021年3月決算予想では、多くの企業で大幅な減益もしくは赤字が見込まれます。企業にとっては厳しい状況下ではありますが、人材確保は企業の生命線と考え、採用数は減らさないでほしいと心より願っています。

ただ、もしかしたら、就職活動のことを気にして病んでいるのは私だけかもしれないと錯覚してしまうほど、私の研究室からよく見える大学グラウンドで課外活動に取り組んでいる学生の姿は、輝かしい笑顔であふれかえっています。

グラウンドで動いている学生たちをみているとつい動きたくなり、ランニングシューズを履いてこっそりトレーニングを始めました。予想以上に体は重いのですが、動ける幸せを感じています。学生たちは、おじさんの私にはわからなかった本当の幸せを知っていたようです。

自分の住んでいる街を散歩したりランニングしたりすることで、小さいながらも、本当の幸せを感じてみてはいかがでしょうか。

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